某社のキャッチコピーで「高性能はヒトをやさしくする」というものがあった。
はたして、本当にそうであろうか?
高性能になり、サウンドやグラフィックの表現力が格段に向上して実写や生演奏と間違えるくらいのものになっている。
でもそれは同時に、人間にとってとても大切な「想像力」を奪っているのである。
事実、20年前の8ビット機の頃のゲームはトッドも荒くサウンドはチープであるがヒット作が飛び出している。
例えばハドソン、日本ファルコム、エニックスetc...ソフトハウスは限られたパソコンの性能を最大限に引き出すために企画などがよく練りこまれている。
そのおかげで脳内補完され、ものすごくイマジネーションが広がってゆく。
ブラックオニキスシリーズは夢中になってやったものです。
それに引き換え、最近のゲームはどうだろう。
グラフィックスもサウンドも昔とは比べ物にならないくらいよくなっているが、想像することをしないので脳をあまり使わない。
(なので脳トレがはやっているのかもしれない?)
もしかすると、いじめの根本的原因はこれかなあと思う。こうするとこうなる、というのが想像できないから大きな事件に発展すのではないだろうか。昔はケンカするにしても暗黙の了解で「これ以上はマズイ」というのを知っていたが最近は容赦なくボコボコにする。
コンピュータが高性能になるのもいいが、ホビーとしてのコンピュータは本当にこれでいいのだろうか・・・?
私が20年前にハマったゲームのひとつ。PITFALL2

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